地域密着、地産地消促進、そして地域貢献

2004年の創業当時から「地域密着」を経営戦略としておりました。

これは私の前職の郊外型百貨店の経営戦略から学んだものでした。
地域のマーケットを知り、その消費性向に従った宣伝戦略をとること、それがマーケティングと言うものです。
1㎞圏内のお客様は徒歩で毎日のように、3㎞圏のお客様は自転車で来店されます。
5㎞圏となるとクルマで来店され駐車場にクルマを停めなくてはなりません。

当然ですが、その距離に応じて購入する消費財も変わってきますし、予算感も変わります。
また来店時の緊張感や高揚感も変わって来ます。
それに応じた接客が求められるのは購入意思を固めてもらうには重要な要素です。

ウェブサイトのご用命に関しても、そう遠くない地域の顧客を開拓し、顔と顔を合わせて打ち合わせが出来るようにすることがポイントだと判断しました。まずは、私どもの地域で知名度、人気共に絶大な新江ノ島水族館にアプローチを掛け、その関連会社のお仕事をいただきました。

また、地域の企業経営者と知り合うために地域の商工会議所や法人会に入会し、会員交流の機会に顔と名前を覚えてもらうように活動しました。

これが地域密着の原点です。

そして、地域の皆さんが生産される産品を地域の皆さんがもっと消費してくれる仕組みを作れないかとも考えました。
流通システムの発達やネットショップという便利なシステムの発展もあって、必ずしも地域の産品をその地域で消費することが豊かな生活や活発な生産活動に繋がらないという事実もありながら、少なくとも地域の産品の知名度や消費を全国に広げていくという点ではWebというメディアは貢献できたと考えます。

こういった考え方は、地域貢献にも繋がると信じて20年、やってまいりました。

ここ数年は、神奈川県養豚協会様のサイトで神奈川県の養豚農家さんの紹介をさせていただいたり、江の島片瀬飲食業組合様のサイトで、江の島片瀬地域の飲食店のさらなる集客、販売促進のお手伝いをさせていただいていることはとても嬉しい事実です。

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